メルセデス・ベンツ日本が20日より発売した『Eクラスカブリオレ』はソフトトップを採用している。近年のカブリオレはハードトップを採用する例が多く、メルセデスベンツにおいても『SLKクラス』や『SLクラス』も「バリオルーフ」と呼ばれるハードトップである。
副社長の上野金太郎氏は「デザイナーは初めからソフトトップしか考えていませんでした」と話す。その理由として、「ファブリックのフィーリング、そしてサイドから見たときの、洗練された優雅なシルエットにこだわったからなのです」という。
そのソフトトップは「アコースティックソフトトップ」と呼ばる。厚さ23.5mmの多層構造は遮音性に優れ、ロードノイズや風切り音を効果的に吸収する。上野氏は「ソフトトップを閉めた状態であれば200km/h以上で走っていてもハンズフリー電話で会話が出来るほどなのです」と静粛性をアピールした。
「オープンクルージングを楽しむ一方で、必要であればクーペのように十分な静粛性を手にすることが出来ますので、Eクラスクーペのコンペティターにもなると思います」
開閉に関しては車速40km/h以下で可能で、開閉時間は片道約20秒である。