パナソニックの関連会社パナソニックエナジーは23日、次世代リチウムイオンバッテリーセルを米国のEVメーカー、テスラモータースに提示した。
パナソニックとテスラは今年1月、EV用の次世代バッテリーを共同開発すると発表。テスラは従来よりも高性能で安価なバッテリーの供給先を探しており、パナソニックはバッテリーの販路拡大を目指していた。両社の思惑が重なり、次世代バッテリーの共同開発が実現した。
23日、大阪府のパナソニック住之江工場において、パナソニックエナジーの野口社長から、テスラのJBストローベルCTO(最高技術責任者)に、次世代リチウムイオンバッテリーセルが提示された。このバッテリーセルは、現在市場で入手できるものとしては最も高い3.1Ahのエネルギー密度を持つ。
テスラのJBストローベルCTOは「パナソニック製の電池をテスラのバッテリーパック技術と組み合わせることで、世界で最もエネルギー密度の高いEV用バッテリーパックが製造できる」と、自信を見せた。
この次世代バッテリーセル、テスラが2011年に発売予定の新型4ドアEVスポーツ、『モデルS』に採用される。