【北京モーターショー10】吉利、出品内容は大半が市販視野

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吉利ブース
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23日にプレスデー初日を迎えた北京モーターショー。中国の独立系大手自動車メーカー、吉利は、出品モデル数39台、しかもその過半数がコンセプトカーや将来の市販を視野に入れた参考出品車と、これまでにも増して力の入った展示を見せていた。

以前はネタとしか思えないようなクルマを出すこともあった同社だが、今回はそのようなクルマはめっきり減った。2ドアスポーツのコンセプトカー『全球鷹(グレーグル)GS』などは、日韓欧米の自動車メーカーと遜色のないフィニッシュ。

そのGSを含め、多くの未来的モデルが2013年までというやや非現実的なローンチを謳っていたり、小型4人乗りEVの『EK-I』のインテリアを見ると、なぜかシフトノブに5速マニュアルの表示があったりと、“吉利らしさ”を見せてくれる部分も多々あったが、それでもとくにコンパクトカーなどは進化の度合いが結構大きいように感じられた。

一方、ブースではオープンデッキにマウンテンバイクを積んだライトトラックが展示されるなど、楽しげな演出も盛りだくさんだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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