【光岡 雷駆 発表】法人向け販売を行う2社のねらい

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雷駆(ライク)
  • 雷駆(ライク)
  • MITSUOKAとLikeの文字、クロームのモールが特徴のリアビュー
  • フロントマスク中央には光岡のエンブレムが装着されている
  • 発表会で説明を行う兼松の郡司高志執行役員
  • ユアサM&Bの湯浅宣子代表取締役会長(左)と山崎啓考取締役

光岡自動車の新型EV『雷駆』は、自社ネットワークのほか、主として法人向けとして、総合商社の兼松、電池会社のユアサM&Bの2社が販売代理店として名を連ねていることも特徴である。

現状のEVは法人需要が6 - 7割を占めることから、法人との取引に強い会社と販売提携を結んだとのことで、光岡にとっては初めてのケースだという。

このうち兼松は、電気自動車用充電インフラの拡充を目指し、VOLTA(ボルタ)という名称のプロジェクトチームを立ち上げており、3月には京都府の「電気自動車普及促進計画」への支援を目的として、急速充電器設置に関する協定を締結している。同社の郡司高志執行役員は発表会で次のように語った。

「今回の提携では、雷駆の販売とVOLTAの拡充を連携させ、インフラとセットでの提案を行いたいと考えています。自動車の販売は国内は初めてですが、海外では豊富な経験があります。企業のEVについての関心はかなり高まっており、既存の取引先だけでなく、新規のお客様からも問い合わせをいただいています」

もうひとつのパートナー、ユアサM&Bの山崎啓考取締役は、明日大阪で独自の発表会を予定していることから、簡単な説明にとどまった。しかし『i-MiEV』に搭載されているリチウムイオン電池は関連会社のGSユアサ製であり、発電・蓄電に強い会社であることから、そのアドバンテージを生かした販売方法を進めていくことだろう。

《森口将之》

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