フェラーリ、2013年までに6車種発表

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フィアットグループは21日、イタリア・ミラノにおいて中期経営計画を公表した。同グループのセルジオ・マルキオーネCEOは、「2013年までに、フェラーリに合計6車種を投入する」と宣言した。

それによると、11年は、『458イタリア』のオープン版、「458イタリア・スパイダー」が登場。4シーターグラントゥーリズモの『612スカリエッティ』は、コードネーム「F151」と呼ばれる後継車にバトンタッチする。この612スカリエッティ後継車には、フェラーリ初の市販ハイブリッドが設定されるとの噂だ。

12年には、2シーターFR駆動フェラーリの最高峰、『599GTBフィオラノ』(日本名:『599』)の後継車、コードネーム「F152」がスタンバイ。さらにもう1台、『エンツォ・スペシャルシリーズ』がデビューする。「エンツォ」はフェラーリ創業55周年記念車として02年に発売。12年に姿を現すエンツォ・スペシャルシリーズは、フェラーリ創業65周年記念車だろうか。

13年には458イタリアの軽量バージョン、『458スクーデリア』を投入。『カリフォルニア』はマイナーチェンジを受け、「カリフォルニアM」に進化する。かつて『456GT』が「456M」に、『550マラネロ』が「575MM」に発展したのと、同様のネーミング手法だ。

フェラーリの09年度販売台数は、前年比5%減の6250台。過去最高だった08年に対して、微減となった。売上高は17億7800万ユーロ(約2215億円)で、前年比7%減という結果。フェラーリは新型車攻勢によって、スポーツカーセグメントでのトップシェアを、さらに拡大する方針だ。

《森脇稔》

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