フォルクスワーゲンは8日、ドイツ・エッセンで開幕したクラシックカーショー、「テクノクラシカ2010」において、特別限定のケチャップとして、「VWクラシックケチャップ」を1000本限定で発売した。
フォルクスワーゲンの大ベストセラーといえば、『ゴルフ』だが、これに勝るとも劣らない売れ行きを見せているのが、ケチャップ。もともと1970年代、フォルクスワーゲンのドイツ・ヴォルフスブルク本社の社員食堂メニュー、「カレーソーセージ」用に、大手ケチャップメーカーのクラフト社が商品化したものだった。
1997年からは、フォルクスワーゲンが「スパイスド・ケチャップ」の商品名で独自に販売を行うようになり、同年、年間2万本を販売。2009年には42万5000本以上を売り上げた。2010年も3月上旬の時点で、販売本数は10万本に到達している。
今回、テクノクラシカ2010用に限定生産されたVWクラシックケチャップは、そのラベルに1950年代の初代『ビートル』が描かれた。価格は1本3ユーロ(約380円)。スパイスなどの調合比率は、今もって極秘事項とされている。
フォルクスワーゲンによると、通常品と限定品との味の違いに関する質問は、初代『ゴルフGTI』と6代目の最新ゴルフGTIのテイストの違いを尋ねるようなものだという。「とにかく、このケチャップを一度試してほしい」というのが、フォルクスワーゲンのコメントだ。