横浜ゴムは、中国の乗用車用タイヤ生産販売会社である杭州横浜輪胎が、廃棄物の埋立処分量をゼロにする完全ゼロエミッションを達成したと発表した。
工場から排出する全ての廃棄物の処理委託先を現地検証した結果、目標達成を確認した。海外拠点での完全ゼロエミッション達成は初めて。
杭州横浜輪胎は2007年11月からゼロエミッションに向けた取り組みを開始した。廃棄物管理のレベルアップを図り、ゼロエミッションよりも高レベルな完全ゼロエミッションを一気に達成した。
完全ゼロエミッションを達成するため、廃棄物分別の継続的な教育を徹底、種類ごとに仕切った廃棄物置場建設による適正保管、日々の台帳管理による発生・処理量の管理精度の向上、全ての処理委託先の処理フロー図の作成と現地検証による処理工程の把握を進めた。
今後は、定期的な処理委託先の現地確認を行うとともに、新たなリサイクル処理方法のリサーチを進め、廃棄物の100%再資源化を目指す。