コマツ、日米欧の次期排ガス規制をクリアするエンジンを開発

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日・米・欧の次期排出ガス規制に対応した新型エンジン(イメージ)
  • 日・米・欧の次期排出ガス規制に対応した新型エンジン(イメージ)

コマツは6日、日米欧の次期排出ガス規制に対応したディーゼルエンジン技術を開発したと発表した。

現在、日米欧で2011年から段階的に施行される次期排出ガス規制では、2014年以降の最終段階に排ガス中のNOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)の排出量を現行の約10分の1にまで抑えるというもので、規制クリアのためには高い技術が必要とされている。

コマツが今回開発した建設機械用可変ターボシステムには、独自の油圧技術によって空気の流量を可変、負荷の状況に応じて空気を最適に供給する。また、建設機械用排出ガス後処理装置は、特殊な触媒と燃料噴射の組み合わせでフィルタ内に堆積したPMを燃焼・除去し、PMを極限まで捕捉する。

このほか、コンピューターで最適に燃料を噴射し、完全燃焼に近づけることでPMを低減するコモンレール式最適燃料噴射システム、EGRクーラーの容量を大きくしたNOxを徹底して低減する冷却用排出ガス再循環システムなどを開発した。

《レスポンス編集部》

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