元ルノーのネルソン・ピケjr.が、当時チーム代表だったフラビオ・ブリアトーレに対して、20万ポンド(約2900万円)の損害賠償を請求していることが明らかになった。
これは2008年シンガポールGPでピケが故意にクラッシュするように命じられたという悪名高い“クラッシュゲート”に関するもので、当時のルノー側が主張した「ピケ親子がFIAに対して偽証し、さらにチームを脅迫した」という内容に反論したもの。ピケ側の弁護士は『デイリーメール』紙に対し次のようにコメントしている。
「こちらの求めに対し、ルノーF1が申し立ての撤回と謝罪を行わないのであれば、法廷における彼らの主張は偽のものであることを証明することになるだろう」
ブリアトーレは一連の事件の責任を問われ、モータースポーツ界から永久追放処分を受けていたが、今年1月パリの裁判所によってこの決定は無効とされ、FIAが控訴している。