ダイムラーは31日、ドイツのメルセデスベンツ・ベルリンエンジン工場へ4000万ユーロ(約50億円)を投資し、次世代ハイブリッド車用のパワートレインを生産すると発表した。
現在、ベルリン工場では、メルセデスベンツ用のV型6気筒&V型8気筒ディーゼルと、マイバッハ用のV12ガソリンツインターボエンジンを生産している。ダイムラーは同工場へ4000万ユーロ(約50億円)を投資し、次世代ハイブリッド車用のパワートレイン製造に備える。
この次世代パワートレインは、最大出力20ps以上を発生するモーターと、オートマチックトランスミッションを統合したもの。2012年に市販予定のメルセデスベンツの新型ハイブリッド車に搭載されるという。
メルセデスベンツ乗用車部門のVolker Stauchパワートレイン生産責任者は、「ベルリン工場は、メルセデスベンツの未来のドライブシステムを生産するのに、いっそう重要な役割を担うことになる」と述べている。