22日午後、東京都足立区内の国道4号で、速度超過違反を行ったとして白バイの追跡を受けていた原付バイクが路外へ逸脱。ガードレールに衝突する事故が起きた。運転していた64歳の男性は路上に投げ出されて頭部を強打。収容先の病院で死亡している。
警視庁・第6方面交通機動隊と千住署によると、事故が起きたのは22日の午後1時5分ごろ。同隊の白バイが足立区千住5丁目(N35.45.10.9/E139.48.18.4)付近の国道4号をパトロールしていたところ、速度超過違反の原付バイクを発見。停止するように命じたところ、バイクを運転していた男性は後方を振り返った。直後にバイクは斜行するような状態で路外に逸脱し、そのまま道路左側のガードレールに衝突した。
バイクを運転していた男性は路上に投げ出されて頭部を強打。近くの病院に収容されたが、23日未明に脳挫傷などが原因で死亡した。後の調べで同区内に在住する64歳の男性と判明している。
現場は片側3車線の直線区間。バイクは約50km/hの速度で走行しており、減速しないままガードレールに突っ込んでいた。警察では白バイの追跡方法に問題はなく、死亡した男性の前方不注視が事故の主因とみている。