レクサス CT200h、2011年に米国市場投入へ

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米国トヨタ販売は22日、レクサス『CT200h』を2011年初頭に、米国市場へ投入すると宣言した。

CT200hは2010年3月、ジュネーブモーターショーでデビュー。レクサスブランド初の5ドアハッチバック車で、ハイブリッド専用車である。BMW『1シリーズ』やアウディ『A3スポーツバック』といったプレミアムコンパクトをライバルに想定している。

CT200hのハイブリッドシステムは、『プリウス』と基本的に共通。1.8リットル直列4気筒VVT-iエンジンにモーターを組み合わせ、モーター単独、エンジン単独、モーター+エンジンの走行モードを持つフルハイブリッド車だ。アイドリングストップや回生ブレーキも採用される。

2次電池はニッケル水素バッテリー。CT200hはEVモードを備え、最大2kmを45km/h以内でゼロエミッション走行できる。駆動方式はFFで、トランスミッションはE-CVT。「エコ」「ノーマル」「スポーツ」の3モード切り替え式だ。

室内は、クラス最大級のホイールベースが、ゆとりの空間を実現。インパネは上側をディスプレイゾーン、下側をオペレーションゾーンとして、機能を分けた。インパネシフトと、『HS250h』と同様の「リモートタッチ」と呼ばれるマルチファンクションコントロールを装備。トランク容量は345リットル(VDA計測法)で、後席を倒せば700リットルに拡大する。

エクステリアはレクサスのデザイン概念、「L-フィネス」に沿ったもの。ボディサイズは、全長4320×全幅1765×全高1430mm、ホイールベース2600mm。シャープでエッジを効かせたエアロダイナミクスフォルムが特徴だ。ヘッドランプには、LEDデイタイムランニングライトが組み込まれる。

CT200hは、米国では31日に開幕するニューヨークモーターショーでも披露され、2011年初頭から販売開始。米国トヨタのレクサス部門、マーク・テンプリン副社長は「CT200hは環境性能を磨き上げており、若い都市生活者がターゲット」とコメントしている。これでCT200hは、日・欧・米の3大市場へ投入されることが決定した。

《森脇稔》

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