年間一時金が焦点となった2010年春闘は17日、経営側が一斉に回答を提示した。一時金の交渉ではトヨタ自動車が満額に届かない回答となるなど、全般的に労組側には厳しい内容となっている。
マツダと三菱自動車工業も要求を下回る回答となった。マツダは5.0か月の要求に対し4.44か月(136万円)、三菱は3.6か月に対し3.0か月プラスαとなった。α分は業績に応じて加算することとし、その部分を除く回答は89万1000円。
ただ、両社とも業績の着実な改善を反映し、昨年実績を上回る回答となった。昨年の実績はマツダが4.06か月、三菱が2.4か月だった。