テクノフロンティア、会場がビッグサイトへ

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日本能率協会は16日、「テクノフロンティア2010」の概要についての記者会見を行い、会場、開催日を変更すると発表した。同展は電子・機構部品の最先端が集結したアジア最大級の専門技術展・シンポジウムだが、これまで幕張メッセで4月に開催されていた。それが今回、7月21日 - 23日に東京ビッグサイトで開催されることになった。

「来場者から幕張は遠くて不便だという声が多かったので、できれば東京で開催したいと考えていた。ちょうどこの時期だったらビッグサイトが空いているということだったので変更することにした」と日本能率協会関係者。

この変更が影響しているのか、出展社数は前回より少し多い500社を予定しているという。最近の展示会は出展社数が減って、会場を縮小するケースが目立っているが、テクノフロンティアは例外といえそうだ。特に今回は環境関連の企業が増えているとのこと。

主催者の日本能率協会によると、今回の目玉は「エネルギー・ハーベスティング(環境発電)」。これは、光、音、振動、熱、電磁波などのエネルギーを回収・再利用する新しい発電技術で、地球温暖化に対する新しいアプローチとしてこれから期待される領域だ。会場には、JR東日本の協力で、発電床(人の歩行エネルギーを電力に変換)の体験コーナーが設置されることになっている。「現在、ここへの出展が11社決まっていて、最終的には15 - 20社になる」予定だ。

また、講演会も目白押しで、「自動車の電動化とパワー半導体」、「日本版スマートグリッド構想と家電・自動車の関わり」など自動車に関連するものも多い。技術者にとって、最先端のことを知ることのできる最適な展示会といえるかもしれない。

《山田清志》

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