キアモータースは14日、新型『オプティマ』の写真を公開した。実車は3月31日に開幕するニューヨークモーターショーで披露される。
初代オプティマは、2000年デビュー。親会社のヒュンダイの『ソナタ』のプラットホームをベースに開発されたミッドサイズセダンだ。2代目は2005年に登場。米国ではオプティマ、欧州では『マジェンティス』、韓国では『ロッツェ』のネーミングで販売されている。
2010年のニューヨークモーターショーでは、3代目オプティマがデビュー。先代よりもワイド&ローのスタイルは、キアの最新デザイン言語に従った設計で、ロングホイールベース化によって、室内のゆとりを引き上げた。キアは、新型のオフィシャル写真を公表。このフロントマスクが、今後のキア車に共通する表情になるという。
エンジンなどのメカニズムに関しては公表されていないが、ヒュンダイの新型『ソナタ』がベースと思われる。2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンが搭載され、遅れてターボやハイブリッドが追加される見込みだ。
新型オプティマは、米国では2010年秋に販売開始。欧州向けのマジェンティスは2011年春ごろ、投入される予定だ。かつてフォルクスワーゲングループで初代アウディ『TT』を手がけたキアのチーフデザイナー、ペーター・シュライヤー氏は、「新型オプティマは、キアのデザインの新方向を提示するモデル」と語っている。