日産トレーディングは12日、ルノー『メガーヌ』のエアスポイラに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2004年1月12日から2008年9月9日に製作された998台。
車両後部に取り付けられているエアスポイラで、後部取り付け部の強度が不足しているため、取り付け部に亀裂が生じ、取り付け部が破損してエアスポイラが脱落するおそれがある。
全車両、エアスポイラの固定を補強するため、粘着シール剤を塗布するとともに、エアスポイラの振動を抑制するため前部取り付けクリップを対策品と交換する。また、エアスポイラが損傷しているものは、新品と交換する。
なお、今回の作業で補助制動灯の交換・修理が困難になるため、予防措置として全車両の補助制動灯を新品と交換する。
不具合発生件数は6件で、市場からの報告と国土交通省の指摘でわかった。事故は起きていない。