ホンダは5日、先進技術と独創的なスタイルを高次元で融合させた大型二輪スポーツツアラー『VFR1200F』を18日に発売すると発表した。
新型車は、新開発の1236ccV型4気筒エンジンを搭載した。1つのカムシャフトで吸・排気バルブを作動するユニカムバルブトレインを採用しシリンダーヘッドをコンパクト化。マスの集中と低重心化を図った。シリンダー配置や爆発タイミングの見直しにより、独特のビート感とサウンドを生み出しながら上質な走行感覚を実現した。
スロットルにはMotoGPなどのレーシングマシンで実績があるスロットル・バイ・ワイヤをホンダの市販二輪車として初めて採用した。スロットルバルブを電子制御することで、さまざまな走行状態において最適なスロットルコントロールを可能にした。
シートはホンダ初となる、一体発泡シートを採用し、長時間のライディングでも疲れにくいシートにした。日本人の体格に合わせ、国内モデル専用のローシートを採用し足つき性に配慮した。
メーカー希望小売価格は157万5000円、国内販売計画は年間800台。