ホンダは4日にパシフィコ横浜で開幕した「ジャパンインターナショナルボートショー2010」に出展。そのブースはミニボートが前面に出た展示になっていた。
「今回は“ミニボートでアウトドアをもっと楽しむ”をテーマにしました。というのも、その利用の9割が釣り目的になっているので、ほかの用途にも使ってもらおうと考えたわけです。例えば、家族で湖畔のキャンプ場へ行き、ボートに乗れば、普段見ることのできない景色を楽しめることができるんではないでしょうか」とホンダ関係者は話す。
指さしたミニボートは8km/hで航行でき、非常に快適だという。船舶免許も2馬力以下なので不要とのこと。しかも価格が20万円と、会場に並んでいるボートに比べて格段に安い。
そんなこともあり、ボート市場が最盛期の10分の1以下に落ち込むなか、ミニボート市場は全く落ち込んでいないそうだ。ホンダはその市場でシェア40%を占めており、「これから家族で楽しめるボートとして普及させていきたい」とホンダ関係者は今後の展開を熱く語っていた。