BMWグループのMINIは22日、新型車『カントリーマン』のイメージビデオを動画共有サイトで公開した。
MINIカントリーマンは、MINIブランド初のクロスオーバー車。MINIならではの個性的なルックスやゴーカート感覚のハンドリングはそのままに、背の高いSUVフォルムに仕立てたモデルだ。ハッチバック、『クラブマン』、『コンバーチブル』に続く第4のモデルレンジとなる。
ボディサイズは全長4097mm、ホイールベース2595mm。ハッチバックと比較すると、全長は400mm、ホイールベースは130mm長い。大型化したボディの効果で、室内には大人4名に充分な空間を確保。前後席を貫くようにレイアウトされるのが、「センターレール」と呼ばれる装備で、このレール上を収納ボックスやカップホルダーが移動するアイデアが導入された。
エンジンはMINIシリーズ共通で、ガソリン3、ディーゼル2の合計5機種。ブレーキエネルギー回生システム、オンデマンド制御のエンジンマネジメント、アイドリングストップ&シフトアップインジケーター(MT車)など、環境負荷を抑える「ミニマリズム」思想が徹底された。排出ガス性能は、すべて欧州のユーロ5と米国のULEV IIをクリアしている。
トップグレードの「クーパーS」は、ガソリン直噴1.6リットル直列4気筒ツインスクロールターボ(184ps/5500rpm、24.5kgm/1600rpm)を搭載。駆動方式はFFが基本だが、クーパーSには、「ALL4」と呼ばれる4WDが用意される。
MINIカントリーマンは、9月からドイツで販売開始。現地価格は、2万0200ユーロ(約247万円)からだ。MINIの世界観を織り交ぜながら、新型の特徴を紹介したイメージ映像は、動画共有サイトで見ることができる。