ルノー『ルーテシア・ルノースポール』(通称:ルーテシアRS)で、デザインを最も特徴づけている箇所はフロント周辺部であろう。その点につてルノージャポン広報室の佐藤渉さんは、「バンパー形状は、エンジンが排気量2.0リットルで200馬力を超えているので、熱対策のため開口部を大きくしています」と話す。フロントエアインテークの意匠はF1のフロントウィングをイメージしてデザインされており、F1の技術を落とし込んだ上で、そのイメージも盛り込まれている。フロントフェンダーはオーバーフェンダーとなっている。ブレーキ容量拡大などに加え、トレッドが広がっているからだ。「『メガーヌ・ルノースポール』(通称:メガーヌRS)と同じ、ダブルストラットのサスペンションを入れているので幅が広がりました。標準型ルーテシアとは全くの別の足周りとなっています」。そこまでして、なぜこのサスペンションを組み入れたのか。佐藤さんは「メガーヌRSに採用した時点で、すでにルノーの中での評価が非常に良かったのです。これだったらFFのパワーを上げたクルマでも対応できるだろう、と。もうその時点でルーテシアRSに採用するのはほぼ決まっていました。そのくらいルノーとしては評価の高いサスペンションだったのです」という。ロワーアームがアルミ製になるなど、メガーヌ用より熟成が進んでいるという。
「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術 2025年9月11日 ルノーは9月8日、IAAモビリティ2025において、新型『クリオ』(…
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