スウィフトエンジニアリングは、IRLが2012年に採用する新型シャシーの提案要請を受け、同社が作り上げてきた革新的メカニズムを、インディーの伝統をイメージさせるレトロなデザインで包み込んだモデルプランを発表した。
「このマシンを記念すべき100回目のインディー500で是非走らせたい」との想いから、『#23』と『#32』は50年代から70年代のインディカーをイメージしたレトロなテイストでデザインされた。
一方、メカニカルな部分は革新的なまでに新しい。エンジンカバーは、風洞実験でも他の部分に比べて空力面での影響が少ないパーツという結果が出ているということもあり、通常カウルの中に隠れるエンジンとメカニカルコンポーネンツをあえて見せる演出を採用。エンジンカウルを必要最小限にした。リアウィング下にはフォーミュラニッポンのでも用いられている後続マシンへの乱気流を抑える整流板「マッシュルームバスター」の採用も提案。
また、走行中のマシンの外からでも一目で順位、燃料の量、スロットルとブレーキのポジション等が判る、厚さ1mmのシート状のライト「スウィフト・ライト」を開発。観客が楽しめるハイテク装備の提案もしている。