NECトーキン、EV・HV向けリチウム電池事業で新会社設立

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NEC、NECトーキンは10日、NECトーキンの大容量ラミネートリチウムイオン二次電池事業を分社化し、4月1日付けで新会社「NECエナジーデバイス」を設立することを明らかにした。

NECグループでは、大容量ラミネートリチウムイオン二次電池事業を新たな成長領域となる環境・エネルギー事業の中核と位置づけている。中でも特に、自動車用高性能リチウムイオン電池の中核部品となる電極事業を推進する上で自動車部品として要求される高い品質を達成する品質管理体制の整備、自動車メーカーとの密接な連携、競合他社との開発競争に勝つための継続的な研究開発への投資が必要不可欠と見ている。

今回、大容量ラミネートリチウムイオン二次電池事業を分社化することで従来のNECトーキンの電子部品事業と分離し、グループでの同事業をより一体化して投資・事業・生産・技術をマネジメントする体制を構築するのが狙い。

NECは今後も、自動車用高性能リチウムイオン電池の電極を中心に、積極的に投資するとともに、競争力のある製品を開発できる体制を構築していく。

一方、同事業を分社化した後のNECトーキンは、素材型電子部品メーカーとして、キャパシタ、EMCなどの電子部品事業に経営のリソースを集中し、リチウムイオンキャパシタや磁性材料、圧電センサなど、環境・エネルギー市場を意識した製品を展開する。

《レスポンス編集部》

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