ルノーは8日、『カングー』ベースの商用バン、『カングーエクスプレスマキシ』を発表した。カングーに対して、ボディを384mm延長し、クラス最大級の荷物スペースを実現している。ルノーは2代目カングーをベースにした商用車として、欧州で『カングーエクスプレス』を販売中。また、カングーのショートボディ、『カングービーバップ』をベースにした商用車を、『カングーエクスプレスコンパクト』のネーミングで販売している。今回加わったカングーエクスプレスマキシは、シリーズ最大のボディサイズ。カングーエクスプレスのロングホイールベース仕様に位置づけられる。「2シーター」と5名乗りの「クリューバン」の2タイプを用意する。ボディサイズは全長4597×全幅1829×全高1810mm、ホイールベース3081mm。カングー比で384mm大型化したボディが、クラス最大級の荷物スペースを生み出した。荷室最大長は2886mmと圧倒的だ。クリューバンには、簡単にリアシートが折り畳めるアイデアを採用した。エンジンはディーゼル3機種を用意。中でも、1.5リットル直4ターボディーゼル「dCi」(85ps)は、欧州複合モード燃費18.87km/リットル、CO2排出量140g/kmと環境性能が高い。新型カングーエクスプレスマキシは、4月末から欧州各国で販売開始。ルノーは2009年、欧州LCV(ライト・コマーシャル・ビークル)市場で14.8%のシェアを獲得し、12年連続のナンバーワンをキープした。カングーエクスプレスに3車種が出そろったことで、ルノーはLCV市場において、さらなる攻勢に打って出る。
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