富士重工業(スバル)は4日、2010年3月期の第3四半期業績を発表するとともに、通期予想を上方修正した。北米や中国で新型『レガシィ』などの販売が好調に推移しているためで、営業利益は前回予想の10億円から140億円に大幅修正した。
経常利益についても50億円の赤字から100億円の黒字転換に修正した。ただし純利益については特別損失の発生を見込み、250億円の赤字という従来予想を据え置いた。
第3四半期までの累計業績は、世界販売が前年同期比6%減の39万7000台とマイナス幅を圧縮。原価低減や諸経費削減により営業利益は39億円(60.9%減)の黒字に転換した。純利益は152億1800万円の赤字だった。