キアは3日、新型『スポーテージ』の概要を明らかにした。新型は韓国だけでなく、欧州や北米でも販売される戦略モデルだ。新型スポーテージは、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表される。
初代スポーテージは1993年デビュー。マツダ『ボンゴ』のメカニズムを流用して開発された小型SUVだった。2代目は2004年に登場。親会社のヒュンダイのSUV、『ツーソン』のプラットホームをベースにしている。韓国だけでなく、欧州や北米にも投入され好評を博した。
3代目スポーテージは、たくましいルックスにモデルチェンジ。フロントマスクは、最新のキア車に共通するアインデンティティを持たせた。キアによると、ボディは2代目よりも長くワイドで、背を低くしており、ロングホイールベースのおかげで、優れた乗り心地を実現。室内は大人4名に充分なスペースを備えているという。
プラットホームは2009年8月、ヒュンダイが韓国で発表した新型『ツーソンix』(欧州仕様は『ix35』、北米仕様は『ツーソン』)と共用。ガソリンエンジンは1.6リットル、2.0リットル、2.4リットルの直4。ディーゼルエンジンは1.7リットルと2.0リットルの直4が用意される見込みだ。
新型スポーテージは3月のジュネーブモーターショーで正式発表。2010年後半、各市場へ投入される。ホンダ『CR-V』やトヨタ『RAV4』がライバルだ。