英国日産は26日、2009年のサンダーランド工場の生産台数が33万8150台となり、12年連続で英国ナンバーワンになったことを明らかにした。
33万8150台のうち、最大を占めたのは『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)で、約20万台。キャシュカイは2007年の発売以来、累計50万台以上を生産するヒットを続けている。
また、『マイクラ』(日本名:『マーチ』)や『ノート』の生産も伸びた。これは欧州各国のスクラップインセンティブの効果だ。
英国自動車工業会の調べによると、2009年の英国新車生産台数は99万9460台。そのうち、日産は33万8150台と、全体の3分の1以上を占めた。これは英国で最大の生産台数。日産は1998年から12年連続で、生産台数第1位をキープしている。
サンダーランド工場では、春に発売するキャシュカイのマイナーチェンジ車の生産を開始。さらに8月以降、新型クロスオーバー『ジューク』の製造もスタートする。欧州日産のトレバー・マン上級副社長は、「2010年の市場環境は厳しいが、サンダーランド工場では顧客に魅力的な商品を生産し続ける」とコメントしている。