【デトロイトモーターショー10】クライスラー 300、車名も新たに

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クライスラー300S
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クライスラーグループは11日、『300』(日本名:『300C』)シリーズにマイナーチェンジを施した。内外装をリニューアルすると同時に、V6搭載車は「300 S6」、V8は「300 S8」の新車名が与えられる。

現行300シリーズは、2004年にデビュー。全盛期ののアメリカ車を彷彿とさせるマッスルなスタイリングが好評で、米国で大ヒットした。トランスミッションやリアサスペンションには、開発時点で提携関係にあったメルセデスベンツ『Eクラス』(W210型)と共通パーツが使用されている。

デビュー以来、初の大規模マイナーチェンジでは、内外装を中心にリニューアル。フロントグリルはブラック部分をメインに、クロームの縁取りを施したのが新しい。ヘッドランプのベゼルやテールランプの配色も変更。足元は20インチのアルミホイールで引き締められた。

内装はダークスレートグレーがテーマカラー。レザーやスエードを使ったシート、ドアトリムなどは、このダークスレートグレー色で統一される。ブラッシュアルミやカーボン調パネルをアクセントに使用。シートバックには「300S」のロゴが添えられる。ステアリングホイールも新デザインだ。

エンジンは、従来どおり3.5リットルV6(250ps)と5.7リットルV8「HEMI」(360ps)。今回からV6は「300 S6」、V8は「300 S8」のグレード名が採用される。トランスミッションは5速ATの「オートスティック」。米国EPA(環境保護局)高速燃費は、V6、V8ともに10.6km/リットルだ。V8の燃費性能は、気筒休止システムのMDSの効果である。

新しい300シリーズは、11日に開幕するデトロイトモーターショーで正式発表。米国では今春から販売がスタートする。

《森脇稔》

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