【新聞ウォッチ】「成人の日」、91歳の高齢者が首都高を逆走

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年1月12日付

●日航融資枠8000億円上場廃止強まる、機構・政府投資銀方針(読売・1面)

●中国新車販売1364万台、09年「世界一」確定 生産でも確実(読売・2面)

●ホンダ初V、陸上・朝日駅伝(朝日・11面)

●バスケット、男子全日本総合選手権、アイシンが3連覇(朝日・13面)

●91歳逆走4人死傷、首都高(産経・27面)

●茨城空港、1日1便、異例の離陸(東京・3面)

●目玉少なく模様眺め「電気」など試作車程度、北米自動車ショー開幕(東京・7面)

●富士重、春にも韓国進出「レガシィ」などを販売(日経・9面)

●訃報・森田俊夫氏(93歳),元トヨタ自動車副社長(日経・35面)

ひとくちコメント

きのうは「成人の日」。新成人は127万人で初めて全員が平成(1989年)生まれだそうだが、例年、その翌朝の新聞の社会面を開くのが恐ろしい。各地で開かれた式典では酒に酔った新成人が大暴れして、来賓のスピーチを妨害するなどの記事が取り上げられるからだ。

しかし、きょうの各紙の社会面には、晴れ着姿で笑顔の新成人のスナップ写真が掲載されているだけで、心配したような記事は見当たらない。ホッと胸を撫で下ろそうと思ったが、恐ろしいのは「若者」ではなく、「老人」の暴走記事が目に止まった。

記事によると、11日午後6時15分ごろ、東京都江東区大島の首都高速7号上り線で、千葉市に住む無職の男性運転の乗用車が逆走し、走行中の乗用車に正面衝突。男性は胸を強く打つなどし、病院に運ばれたが約2時間後に死亡。衝突された車に乗っていた30代の男性と妻、息子が負傷したという。

千葉方面から走行してきた乗用車は錦糸町料金所を通過した直後にUターンし、バーの開いていた料金所のゲートを逆方向から通って上り線に戻り、逆走。約1.3km先の追い越し車線上で乗用車にぶつかったそうだ。

乗用車を逆走した男性の年齢は91歳。印刷の間違いではないか、と思ったが、各紙とも91歳と明記されている。記事を読み終えて、改めて背筋が寒くなった。

《福田俊之》

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