フォード ギャラクシー…S‐MAXの兄弟車もマイチェン

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欧州フォードは15日、『ギャラクシー』のマイナーチェンジ車を発表した。兄弟車の『S-MAX』と同様に、新ガソリンエンジンの採用や内外装のリニューアルを行い、商品力を引き上げている。

現行ギャラクシーは、2006年にデビューしたS‐MAXの外観に差異化を持たせたモデル。フォルクスワーゲン『シャラン』の兄弟車として、1990年代後半に日本でも発売されたギャラクシーとの関連はない。

外観はフロントを中心にフェイスリフト。ヘッドランプやグリル、バンパーやボンネットを変更し、大幅にイメージチェンジした。グリルやバンパーのデザインはS‐MAXとは異なり、落ち着き感が強調される。

インテリアは素材の見直しで、質感がアップ。2/3列目シートを簡単に床下に格納できる「ホールドフラットシステム」は引き続き採用する。安全面では、オプションでブラインドスポットインフォメーションシステムが設定された。

フォード得意の環境エンジン、「エコブースト」が欧州フォード車に初登場したのもニュース。ガソリンエンジンは従来の2.3リットル直4(161ps)に代えて、直噴2.0リットル直4ターボ「エコブースト」SCTiエンジンを搭載する。オールアルミ製で、高圧直噴システムなどを導入した新世代ユニット。最大出力203ps/5500rpm、最大トルク30.6kgm/1750-4500rpmを引き出す。

トランスミッションはデュアルクラッチの「パワーシフト」。パフォーマンスは0-100km/h加速8.8秒、最高速217km/hと優秀だ。CO2排出量は旧2.3リットル比で19%改善して189g/km、欧州複合モード燃費は12.3km/リットルを達成している。

ディーゼルは2.0リットル直4ターボ「デュラトルク」TDCiを改良した。最大出力は115ps、140ps、163psの3種類が設定され、欧州複合モード燃費17.5km/リットル、CO2排出量152g/km。排出ガス性能は、ユーロ5に適合する。

マイナーチェンジを受けたギャラクシーは、欧州フォードのベルギー工場で『モンデオ』などとともに生産。2010年1月13日に開幕するブリュッセルモーターショーでデビューを飾った後、欧州市場へ投入される。

《森脇稔》

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