突進してきたクルマに警官が発砲、命中の男が重傷

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16日夜、愛知県名古屋市中区内の駐車場で、クルマのナンバープレートを外そうとした男に職務質問した警官に対し、仲間とみられる男がクルマを突進させる事件が起きた。警官は危険を感じ、クルマに向かって直接発砲。運転者が重傷を負っている。

愛知県警・中署によると、事件が起きたのは16日の午後9時55分ごろ。名古屋市中区新栄2丁目(N35.9.39.4/E136.55.24.9)付近のコインパーキングの利用者から「ナンバープレートを外している不審な男がいる」との通報が寄せられた。

これを受けた同署員が現場に急行。ナンバープレートを外している男を発見して職務質問しようとしたが、駐車場に隣接する市道へ男は逃走。署員3人で身柄を取り押さえたところ、近くの路上に駐車していた乗用車が急発進し、署員めがけて突っ込んできた。

これに危険を感じた31歳の巡査部長は乗用車の運転席に向けて拳銃1発を発砲。弾は運転していた男に命中したが、クルマはそのまま走り去った。警察は取り押さえた34歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

警察では緊急配備を敷いて逃げたクルマの行方を追っていたが、現場近くに放置されているのを発見。運転していた男も近くの病院で治療を受けていることがわかった。男は重傷を負ったが命に別状はなく、近く殺人未遂容疑で逮捕する方針だ。

この男は別の男が運転するワゴン車で連れられてきたが、男はそのままクルマで去っていったという。警察ではこの男も一味の可能性が高いとして、逮捕した男を厳しく追及。共犯者の特定も進める方針だ。

《石田真一》

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