【GARMIN nuvi1480 インプレ】nuviで走ったコースをGoogle Earthに表示

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GPXファイルをGoogleアースにドロップするだけでこのように走行軌跡が表示される。また、目的地として設定した場所がGoogleアースに登録され、クリックするだけでその場所を表示できる。
  • GPXファイルをGoogleアースにドロップするだけでこのように走行軌跡が表示される。また、目的地として設定した場所がGoogleアースに登録され、クリックするだけでその場所を表示できる。
  • 本機を外部ドライブとしてパソコンに接続するとドライブ内のフォルダ構成はこのようになっている。「GPX」フォルダ内にGPXファイルがある。ナビゲーションソフト本体の改変や削除は厳禁だ。POIやVehicle(車両アイコン)の変更もあくまでも自己責任なのでご注意を。
  • 本機を外部ドライブとしてパソコンに接続するとドライブ内のフォルダ構成はこのようになっている。「GPX」フォルダ内にGPXファイルがある。ナビゲーションソフト本体の改変や削除は厳禁だ。POIやVehicle(車両アイコン)の変更もあくまでも自己責任なのでご注意を。
  • オービスデータのファイルはいいよねっとのWebサイトから無料でダウンロードできる。
  • ダウンロードしたファイルを本機のPOIフォルダにコピー。本機を起動し、目的地検索メニューの「その他」を開くとオービスデータのPOIファイル「SpeedCamera v1.06」が登録されているのが確認できる。
  • 走行していてオービスに接近するとアラートが表示されるとともに、警告音で知らせてくれる。

ナビはどの機種でも走行軌跡を表示することができるが、本機はその走行軌跡データをファイルとしてパソコンにコピーすることができる。しかも、そのファイル形式は互換性の高いGPX形式だ。

GPX形式はGPSロガーやハンディPGSでもよく使われており、パソコンの地図ソフトもほとんどが対応しているのでいろいろな利用が可能。たとえば、GoogleアースにGPXファイルを読み込ませて、自分の走ったコースを表示させることができる。

Googleアースへの読み込ませ方は簡単だ。まず本機とパソコンをUSBケーブルで繋ぎ、GPXファイルをパソコンにコピー。後はそのファイルをGoogleアースにドロップするだけでいい。もちろん、ほかのソフトでGPXファイルを活用することも可能。本機の販売元であるいいよネットが販売している地図ソフトのマップソースなら、走行した日時や速度まで確認できる。

この機能はドライブが趣味の人には打ってつけだ。旅行やドライブの記録を走ったルートという形で残せる。これが可能なPNDは本機のほか数機種しかないので、この機能のためだけでも本機を選ぶ動機になりうるだろう。このようなことが可能なのは、nuviシリーズがシステム内部を隠そうとしたり独自フォーマットを使ったりせずに、できるだけユーザーの自由度を高め、一般性のあるフォーマットを活用するスタンスを貫いているからだ。

たとえば、本機をパソコンに接続して内部を覗くと、地図データも含めた全てのファイルが丸見えの状態になっている。ファイル操作も自由にでき、地図データを削除することもできてしまう。もちろんそんなことをすればナビとしては使えなくなるから、ある意味危険でもあるのだが、その代わりに本機は地図データをユーザーが自由に入れ替えられるというメリットがある。オプションとして販売されている外国版の地図を購入すれば、海外で使えるPNDに早変わりするのだ。

◆カスタムPOIデータで オービスの場所を一括登録

自由度の高い本機ならではの機能としてGPXファイルを紹介したが、これ以上に凄いことができるのがPOIファイルへの対応だ。POIファイルとは位置情報を記録するためのファイルフォーマットで、GPXファイルと同じように広く使われている。このPOIファイルを駆使すればほかのナビでは絶対に真似のできないようなことも可能で、販売元のいいよねっとではそのためのフリーソフト、POIローダーを無料で配布している。

しかし、POIファイルを使いこなすのはそれなりのスキルと手間が必要で、そう簡単ではない。そこで、ここではいいよネットが無料配布しているオービスデータのPOIファイルを紹介しよう。

オービスデータとはその名の通り、自動速度違反取締装置の設置場所を記録したデータ。これを本機に読み込ませることにより、オービスに近づくと警告を鳴らすようにすることができる。

《山田正昭》

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