アウディは8日、11月の世界販売の結果を公表した。総販売台数は、前年同月比8.9%増の8万2750台。2009年1 ‐ 11月累計では、前年同期比5.4%減の87万0600台となった。
11月、とくに好調だったのが香港を含む中国。前年同月比101.9%増の1万6503台を販売した。2009年1 ‐ 11月累計でも前年同期比28.6%増の13万9872台と、中国での好調さが際立っている。
この中国に牽引される形で、中国を含むアジアパシフィック市場も好調。11月は前年同月比85.6%増の約2万台をセールス。1 ‐ 11月累計では前年同期比25%増の17万6400台を売り上げている。
一方、米国では11月、6810台を販売。前年同月比は横ばいとなった。1 ‐ 11月累計では、前年同期比7.9%減の7万3686台にとどまった。
欧州の11月販売台数は、前年同月比4.4%増の約5万1800台。1 ‐ 11月累計では前年同期比11.9%減の57万4900台となった。アウディの地元、ドイツでは11月に1.5%減の2万1836台を販売。英国ではスクラップインセンティブの効果で、14.2%増の6698台と大きく伸びた。
車種別では11月、『Q5』が9550台をセールス。『A5』シリーズが7650台、『A3スポーツバック』が1万3100台など好調だ。アウディはすでに、2009年通年の販売目標台数を、90万台から92万5000台へ上方修正している。