MINI コンバーチブル…女の子にも大ウケの「万能車」

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クルマ好きではない女の子も、『MINI』は意外と知っているし、女の子のなかには「大好き」と言う子もチラホラ。そんな子に対しては、オープンモデルともなれば大ウケ間違いなしではないだろうか。

クルマオタクは女の子にモテないものだが、MINI乗りだけは違うかのようだ(実際にはMINI命のオタクはモテないのだろうけど…)。とにかく買えば人気者になれるという意味で、とても付加価値の高いクルマだ。

実際に新型コンバーチブルに乗ってみると、ロールバーや後席ヘッドレストが収納式になってスタイリングや後方視界が劇的に良くなるなど、先代の問題点がほぼ解消されている。小さくて扱いやすいのにオープンで4人乗れるし、Aピラーが立ってるからオープン時の開放感が抜群。

走りにも不満はなく、乗り心地よし、燃費よし。妙に目立ちすぎないし、若者に似合い、年寄りにも似合い、女の子からマニアにまでウケるし、何より乗ってる人の趣味がよく見えるなど、まさに万能車。これホントにいいクルマだ。

ただ、このクルマはちょっと高価。だから誰でも買える、というわけにはいかない。エンジンもロードノイズもうるさい。オープン時はもちろん、クローズド時にも風切り音がそうとう高まる。決して静かで安楽なクルマではないが、それらの要素を上回ってキャラが立っている。

MINIのように長年愛されるクルマを、小型車が得意なはずの日本のメーカーは結局作れなかった。しかし不況の今こそ、本当に楽しい、あるいは本当に価値あるクルマを作ることが求められている。それはロングサイクルで成り立つクルマビジネスとなるだろう。「MINIに対抗できる何か」を生み出すことが、日本のクルマ業界生き残りの課題だと思う。

《水野誠志朗@DAYS》

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