ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン(GMAPジャパン)は12月5日より、7年ぶりの復活となるアメリカンクーペのシボレー『カマロ』2010年モデルの販売を開始する。新生GM誕生後初の日本導入モデルとして注目の1台だ。
導入グレードは、3.6リットル直噴V6エンジンの「LT RS」と6.2リットル直噴V8エンジンの「SS RS」の2モデル。日本仕様は、ドアミラーの形状、リアウィンカーの追加などに変更が施されているのが特徴。
新型カマロは、映画『トランスフォーマー』のメインキャラクターの一台としても登場し、本国のみならず日本でも人気の高いクルマ。この劇中の姿を再現した「バンブルビー仕様」も2010年2月に16台限定モデルとして日本で発売される予定だ。
11月25日には派生モデルとしてオープン仕様の「コンバーチブル」が本国で販売されることが発表され、また2010年1月のデトロイトショーで決定する北米カーオブザイヤーの第2次選考15台にノミネートされるなど、今年5月のGM再生後の新型車として登場以来様々な話題を振りまいている。
2日にはフリッツ・ヘンダーソン社長兼CEOの辞任が発表されたほか、サターンやサーブの売却が破談となるなど、未だ経営再建に向けて揺れるGM。明るいアメリカの象徴のひとつであるアメリカンラグジュアリークーペ、その代表である新型カマロが、GM再生の起爆剤となるか。日本での販売にも注目だ。