世界のはたらくじどうしゃ…シルバーアローを最初に積載したトランスポーター

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Lo2750
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ダイムラーは19日、伝説のレーシングカー「シルバーアロー」の誕生75周年を記念して、同社が収蔵する3台のトラックを公開した。そのうちの1台が、1934年式『Lo2750』。シルバーアローを最初に積載したトラックである。

メルセデスベンツは1920年代の初め、地上高を低めたフレームを開発。1933年、このフレームをトラックに応用し、乗降性や積載性を高めた『Lo2750』が誕生した。Lo2750は直列4気筒エンジンを搭載。ライトやウインカースイッチ、速度計、オイル計、燃料計など、当時としては画期的な装備を採用したトラックだった。

メルセデスベンツはさっそく、Lo2750をモータースポーツマシンの積載車に起用。Lo2750に積まれて出陣した「W25シルバーアロー」が1934年、ニュルブルクリンクにおいて開催された国際アイフェルレースで初勝利。それから1939年までの6年間、シルバーアローは国際レースを席巻することとなる。

シルバーアローの常勝時代を、陰で支えたLo2750。公開されたモデルは、フルレストアが施され、ボディサイドにはメルセデスベンツのレーシング部門を意味する「Rennabteilung」の白文字。当時の姿が美しく再現されている。

《森脇稔》

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