国内携帯電話市場、2012年度に4105万台…矢野経済

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矢野経済研究所は、国内携帯電話市場の調査を実施し、その結果を「2009年度版 国内移動体通信市場動向調査」にまとめた。

それによると、2008年度の国内市場の移動体通信端末の出荷台数は前年度比26.1%減の3989万7000台だった。加入件数が1億1000万を超え飽和状態にあることや、販売奨励金が廃止され、端末価格が上昇したこと、割賦契約の増加に伴う買い替えサイクルの長期化が進んだ結果、低迷した。

2009年度の国内の移動体通信端末出荷台数は前年度比5.8%減の3757万台となる見込み。市場環境の変化に伴う買い替え需要の冷え込みが続き、携帯電話、PHSの販売は前年割れで推移する見通し。スマートフォン、データ通信端末などの出荷は増加する見込み。

将来展望では、2012年度の国内移動体通信端末市場は4105万台と、2008年度比2.9%増を予測。2009年度を底に「ワイヤレス・ブロードバンド」市場の伸張から、2010年度以降、微増に転じる見通し。

《レスポンス編集部》

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