名古屋モーターショーとの同時開催イベントである「あいちITSワールド2009」も開幕した。同イベントの開催は今年で3回目となる。
◆次世代型ITS車載器展示コーナーやASV-4対応車両も
会場は「セーフティゾーン」や「エコロジーゾーン」「タウン&サービスゾーン」といったエリア別に分かれ、それぞれの分野でITSに関連する最新のデバイスやサービス紹介が行われる。
総務省東海総合通信局では会場内限定のワンセグ放送局を設置し試験放送を行うほか、今秋から市販が始まった次世代型ITS車載器展示コーナーにも注目が集まっていた。また今年3月、東京・お台場エリアで開催されたITS大規模実証実験「ITS Safety2010」に参加したASV-4対応車両も出展している。
◆大学・研究機関によるITS関連技術の成果発表
さらに、場内では中部地方の大学・研究機関によるITS関連研究の成果発表も行われ、学生たちによるプレゼンテーションを誰でも受けられるのもユニークなところ。運転中のドライバーの瞳孔を分析して居眠り運転を未然に防ぐ技術など、様々な可能性を秘めた多彩な研究成果が一堂に披露された。すべてのブースをしっかり見ようと思ったら丸1日かかるほどのボリューム感だ。
他にも、中部地区の大学によるロボット関連研究の成果発表や、トヨタやホンダ、JAF、VICSそれぞれが運営するドライビングシミュレーター体験展示コーナーなどもあり、ITSに携わっている関係者はもちろん、ITSのことをあまりよく知らない一般の人も楽しめるよう配慮しているのも印象的だ。
あいちITSワールド2009の入場料は名古屋モーターショーと共通で、大人1400円、子供700円。会期は23日(祝)まで。