マーニドーロのメルセデスベンツ『Sクラス』のインテリアで、もう一つの注目点はウッド。宮内庁御用達の木工職人が、吟味を重ねた本木を一つ一つ“手仕事”で仕上げていく。
ドアロアーやフロアのウッドパネルは、根に近い部分から地上に出る部分と、色や表情の違いを見せながら、統一感を出すために同じ一本の木から作られるというこだわり。その表面仕上げもラッカーで光沢を出すのではなく、柑橘系のオイルでコーティングされている。ドア上のグリップハンドルもウッドだ。
インテリアの照明は、Sクラス標準のアンビエントライトに加え、前席シートバックやルーフライナーセンターのウッドパネルから、ほのかにアンバーの間接照明がもれる。安らかで豪華な雰囲気を演出している。