ダイムラーは17日、新型メルセデスベンツ『Eクラス』が「ユーロカーボディワード2009」を受賞したと発表した。ボディの安全構造において世界で最も権威のある賞を、Eクラスは2世代連続で受賞したことになる。
この賞は2009年にデビューした新型車の中から、ボディ剛性などの面で最も高い安全性を実現しているモデルに授与されるもの。新型Eクラスは、ジャガー『XJ』、アウディ『R8スパイダー』、BMW『5シリーズGT』など、合計9モデルの中から、堂々のグランプリに選出された。
受賞のポイントとなった技術のひとつが、「アクティブボンネット」。これは歩行者保護のために採用した装備で、歩行者との衝突を検知すると、ボンネット先端が瞬時に50mmポップアップし、歩行者に与えるダメージを低減させる。アクティブボンネットに代表される新型Eクラスの高い安全性を、約400名の審査員の多くが評価した。
7年前にデビューした先代Eクラスも、第1回のユーロカーボディアワードに輝いており、2世代続けての受賞。ダイムラーのステファン・トリッシュラー車体製造担当は、「新型の生産過程では、最新ロボット技術を導入。極めて高い組み付け精度も受賞の一要因」と語っている。