17日、東京から大阪までのおよそ560kmを、電気自動車(EV)で途中1度も充電することなく走り抜くチャレンジがスタート。日本EVクラブが製作したEVが午前3時に東京日本橋を出発した。
EVでの途中無充電航続距離は、10月27日に米国テスラモータースが量産EVで501kmの記録を打ち立てているが、560kmの航続距離は世界記録となり日本EVクラブはギネスに申請をしている。
東京日本橋出発のあとのスケジュールは、高速道路6割、一般道4割を走行しながら、大阪日本橋に17日15 - 16時ごろに到着の予定。
世界記録に挑戦する一方で、日本EVクラブの舘内端代表は「EVには適切な航続距離があると思うのです」と、このチャレンジによりEVの航続距離はどの程度が適切なのかを議論するためのひとつの材料にしたいとのこと。
現在のバッテリー性能でEVの航続距離を延ばそうとすると、多量のバッテリーを搭載しなければならず、車両重量の増加、価格の高騰を招くことになる。早期のEV普及を考えた場合、EVにあったクルマの使い方を考えなければならないようだ。