欧州日産は6日、10月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。それによると、総販売台数は4万5225台で、前年同月比は10%増。2009年初の前年実績超えを達成した。
国別の販売台数は、英国が前年同月比103%増の7577台と、スクラップインセンティブの効果で大幅増。9月2日にインセンティブが終了したドイツも、178%増の7894台と引き続いて好調だ。また、イタリアは15%増の5346台、フランスは16%増の4390台、スペインは29%増の4111台と、欧州主要国ではインセンティブ効果が表れている。
車種別では『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)が、前年同月比2%増の1万4137台をセールス。『マイクラ』(日本名:『マーチ』)は56%増の8078台、『ノート』は33%増の5692台を販売した。新型『ピクソ』も4033台と人気は上々だ。
欧州日産のベルナルド・ロワール販売担当副社長は、「7月以来の回復傾向が、10月に確かなものとなった。欧州全体での市場シェアは0.4ポイント上昇して2.8%を確保した」とコメントしている。