「2009東京国際自動車会議」(主催・日経BP社)が20日都内のホテルで開かれ、出席したホンダの伊東孝紳社長は当面の技術戦略について「1にも2にもCO2(二酸化炭素)対応」と強調した。
伊東社長は「ここ10年、20年はそうした対応に、ある意味、悩むことなく取り組むことができる」と指摘。環境技術力の指標ともなる燃費性能で「世界のトップレベルのクルマを出し続けること」と、同社の針路を示した。
また、競争が激化するなかで「目指すべきは強いブランド」とし、そのために「ホンダらしいアイデンティティをもった商品を投入し続けたい」と述べた。
さらに、ブランドの強化は当面の業績建て直しのための「さまざまな効率化にもつながる」と語った。