いすゞ自動車は15日、大型トラック『ギガ』、大型バス『ガーラ』など計4車種の燃料装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1994年10月7日 - 2000年6月22日に製作された2万4158台。
電子タイマ付噴射ポンプで、タイマのプラグブッシュの耐久性が不十分なため、エンジンオイルのメンテナンスを不適切な状態で使った場合、ブッシュが摩耗し、噴射ポンプガバナのダンパが破損し、ガバナケースに亀裂が入ってオイルが漏れ火災に至るおそれがある。
全車両、噴射ポンプのタイマ性能を確認し、性能が低下している場合はポンプを、正常な場合はタイマプラグのみを新品に交換するとともに、メンテナンス上の注意事項を示したコーションラベルを運転席近傍に貼付する。
不具合発生件数は41件で、市場からの情報で発見した。火災事故が8件起きている。