出光興産は15日、子会社である英国法人出光イー・アンド・ピー・シェトランドが英国シェトランド沖に10%の権益を保有する探鉱鉱区P1190の「トルネード」構造で試掘をした結果、原油とガスの集積を発見したと発表した。原油調達ルートの拡大が期待される。
試掘に成功した構造は、英国シェトランド島の西約160km、水深1050mの海域に位置する。
今後、試掘した坑井の途中から別の方向に向けて掘削することで、原油とガスの広がりを確認する予定。
P1190鉱区は、出光興産が2007年5月に英国フェローペトロリアム社から10%の権益を取得した。他にOMVとダーナが30%づつ、ドンが20%、フェローペトロリアムが10%の権益を持つ。