高速無料化に断固反対…フェリー業界、前原国交相に陳情

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高速値下げ騒ぎの前に国内撤退
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日本旅客船協会(村木文郎会長)と日本長距離フェリー協会(米田真一郎会長)は8日、前原国土交通相を訪ね、民主党がマニフェストで掲げた高速道路の無料化について、「実施されればフェリー航路は壊滅的な打撃を受ける」として断固反対を申し入れた。

前政権下で開始された、乗用車の休日上限1000円をはじめとする料金値下げについても「国内旅客・貨物輸送の4割は自動車以外が担っており、こうした現状を無視し、交通政策的な視点での検討も一切行われなかった」と指摘。今年4月以降、本州 - 四国・九州間、四国 - 九州間の利用が20 - 50%減少し、すでに4社5航路の休廃止が確定していることから、フェリー航路維持・存続のための抜本的な支援策を要望した。

要望後、米田フェリー協会会長は「前原大臣は、無茶はしない、事前に手を打ちながら進める、と明言した。期待している」と話した。

《レスポンス編集部》

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