新日鉄、耐火物のリサイクルで経産省産業技術環境局長賞

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新日本製鐵は5日、クリーン・ジャパン・センターから「鉄鋼プロセスにおける耐火物のリサイクル技術」について、2009年度資源循環技術・システム表彰「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞したと発表した。

同社は、使用済み耐火物のリサイクル率を高めるため、使用条件が厳しくない用途への適用を拡大するとともに、使用済み耐火物の粉砕原料の粒度分布を考慮した多量添加技術を開発した。さらに、プロセス面では、多種多様な使用済み耐火物の分別回収や選別作業を一元的に実施し、効率的なリサイクル原料再生設備とリサイクル耐火物製造設備を開発した。

これにより、耐火物の耐用性低下の主要因であるスラグや地金の選別処理が可能となり、不純物を含みやすい中粒や微粉までリサイクル対象が拡大した。

これらの技術・プロセス開発により、新規耐火物への使用済み耐火物の添加率を最大約80%まで高めるリサイクルシステムを確立した。

《レスポンス編集部》

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