【新聞ウォッチ】鈴鹿F1に21万人、周辺道路の大渋滞は解消

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年10月5日付

●内閣支持、堅調71%本社世論調査(読売・1面)

●暫定税率廃止、消える2.5兆円財源(読売・3面)

●HV並みの燃費、軽自動車発売へ、ダイハツ、11年めど(読売・7面)

●中川元財務相死亡、自宅寝室、保守派の旗手、56歳(朝日・1面)

●トヨタ、地元で表彰台、満点ピット2位守る、F1日本グランプリ(朝日・20面)

●上場企業中間配当1兆円減る(日経・1面)

●G7、揺らぐ存在意義(日経・3面)

●インド、車輸出の拠点に、スズキなど外資けん引(日経・6面)

ひとくちコメント

秋晴れの好天に恵まれた三重県の鈴鹿サーキット。鈴鹿では3年ぶりにF1日本グランプリ(GP)が開催され、各地から詰めかけた熱狂的なファンがリニューアルしたスタンドで声援を送った。

決勝戦の結果はレッドブル・ルノーのセバスチャン・フェテル(ベッテル。ドイツ)が今季3勝目を挙げて、トヨタ勢ではヤルノ・トゥルーリ(イタリア)が2位に入り、日本GPで初めて表彰台に立った。

きょうの各紙は「トヨタ不満2位」(産経)などと、「悲願の初勝利」を目指していたトヨタ勢にとっては「手放しで喜べる結果ではない」(毎日)というコメントを掲載。それでも、スタンドのファンからは「トヨタがレースを盛り上げてくれた」と健闘をたたえる声がわき起こっていた。

また、心配された入場者数だが、決勝の最終日は10万1000人、3日間で21万人だった。全盛期には30万人を超えていたが、地元のホンダが撤退したり、景気後退でチケットの法人購入が激減したな中では「まずまずの入り」(運営関係者)という。

例年F1開催といえば、会場周辺の道路はマイカーや観光バスで大渋滞になっていたが、今回は周辺自治体などの全面的なバックアップによる送迎バスのピストン運行などでスムーズだったのもファンにとってはよかった。しかし、民間の臨時駐車場は料金を例年の半額にしても空きのスペースが目立つなど、地元経済の活性化には新たな課題が残ったようだ。

《福田俊之》

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