ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社は30日、都内で新型ジャガー『XJ』の報道発表会を開催した。
国内展開の説明を行ったジャガー・ランドローバー・ジャパンのマーケティング・広報部ディレクターの赤尾譲一氏はモデルチェンジにともなってXJのポジショニングが変わったことを発表した。
赤尾氏は「一般的に看板モデルのフルモデルチェンジはともすれば保守的だが、新しいラグジュアリーサルーンのアイコンになるよう大胆に取り組んだ」と大幅なイメージ変更を説明した。
ポジショニングについても「Fセグメントのど真ん中でなく、周辺セグメントとの境目に属している」とし、従来のメルセデスベンツ『Sクラス』やBMW『7シリーズ』と競合していたポジションから、マセラティ、ベントレーなどに近いポジションに変わったとした。
そのため、従来のXJのユーザーの乗り換えではなく、積極的に新しいユーザーを獲得していく方針も明らかにしている。
なお、目標販売数量などは非公表。「販売数量よりは、ユニークなブランドをアピールをすることに重きを置いたプレミアム戦略」と説明するとおり、以前より販売が減少する可能性も見越しているようだ。