ジャガー・ランドローバー(JLR)は、2025年4月~6月世界新車販売実績を発表した。同社の卸売台数は8万7286台(中国合弁会社チェリー・ジャガー・ランドローバーを除く)となり、前年同期比10.7%減、前四半期比21.7%減となった。この減少は同社の予想通りで、困難な四半期を反映している。
販売台数減少の主な要因は、新型ジャガーの投入に先立つジャガーモデルの計画的な生産終了と、2025年4月の米国輸入関税導入を受けた米国向け出荷の一時停止だ。
地域別では、中東・北アフリカ(MENA)が20.5%増、その他地域が4.6%増、中国が1.0%増となった一方、北米は12.2%減、欧州は13.6%減、英国は25.5%減となった。英国は計画的なジャガーモデル終了の影響を最も受けた。