【Fニッポン 第8戦】決勝…デュバルが4勝目、微妙な雨にも落ち着き

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フォーミュラ・ニッポンの今シーズンの最終戦となる第8戦が、26・27日に宮城県スポーツランドSUGOで開催された。前戦で既に王座を獲得しているロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING・31号車)が今季4勝目。

前戦で王座が決定したことで、選手権は一段落したが、まだ2位以下が混沌としており、特に2位のブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL・2号車)と、小暮卓史(NAKAJIMA RACING・32号車)の2争いは3点差だけに、ヒート。また、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも塚越広大(HFDP RACING・10号車)が15点、大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S・37号車)が10点と、逆転もあり得る状況のため、こちらも熱いバトルが期待された。

予選は、あまりにも速すぎることから「ダンパー疑惑」が持たれ、これまでのダンパーを使用できなくなったNAKAJIMA RACINGが失速するかと思われたが、結局のところ速さは変わらず、ふたりがポール争いを展開する。

中でも、小暮はノックアウト方式のQ2で、91年にテオ・ファビがジャガーXJR14で記録した全カテゴリーでのコースレコード1分6秒514を更新する1分6秒332を記録。だが、Q3ではデュバルがわずかに速く、フロントローはデュバル、小暮の順となった。

決勝は、小雨もちらつく微妙な天気の下でスタート。デュバルがスタートをミスし、小暮がトップを奪い、3位には塚越という具合。しかし7周を過ぎると、雨が遂に降り出す。各車スリックでそのまま走り続けるが、雨足が強くなると見た小暮は、13周目に真っ先にレインにスイッチ。

だが、それでトップに立ったデュバル、続く塚越、3番手に上がった石浦宏明(Team LeMans・8号車)らは交換せず、滑るマシンをコントロールしてトップ争いを続けていく。

スリックでもレインでもタイムが変わらないという非常に微妙なコンディションが続き、意を決した小暮はドライに戻す。が、それからわずか数周後にはまたも雨足が強くなり、再びレインに戻すなど、読みが外れて優勝はおろか、ポイント圏外に脱落した。

22周目にトップのデュバルもレインに交換。塚越、3位に上がってきたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S・36号車)、4位に上がってきたトレルイエはさらにスリックで粘る。最後にはトレルイエのみとなり、滑る中トップに踏みとどまり続けるが、レインにスイッチしたデュバルに抜かれ、その後も交換しなかったため、徐々にポジションを落としてしまう。

結局、トレルイエもポイント圏外に落ち、トレルイエ対小暮の年間2位争いは、両者無得点でトレルイエに凱歌が上がった。しかも小暮は、2位に入ったロッテラーに逆転され、年間3位も守れず。

優勝は、もちろんデュバル。2位のロッテラーに20秒近い大差をつけ、最後までブッチギリぶりを披露した。3位は、13台中の予選12位スタートの平手晃平(ahead TEAM IMPUL)。塚越対大嶋の新人王争いは、塚越の4位、大嶋の6位で塚越が獲得した。

チームは、前戦でNAKAJIMA RACINGが王座に輝いたが、2位、3位は大逆転。3位だったPETRONAS TEAM TOM'Sが一挙11得点を上げて52点で2位に。今回2点止まりだったLAWSON TEAM IMPULは50点までしか伸ばせず、3位となった。

来シーズンは暫定スケジュールが発表されており、開幕戦は4月17・18日鈴鹿サーキット。全7戦が予定され、第8戦の代わりに11月13・14日にオールスター戦が富士スピードウェイで開催される予定だ。

《デイビー日高》

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